24.自然体験遊び
触る、匂う、作る、採る、食べる……等、自然と肌で触れ合い、五感で感じる遊びは、子どもの感性と知性を育てます。
【活動のポイント】
@ ふだん何げなく見過ごしているのの草花や自然に目を向け、遊びの材料を探します。A 必要最小限だけ利用し、むやみに採らないようにします。
B 大人も子どもも一緒に遊び、そこから話を広げます。
【自然体験の類型】
@ 火の体験……火を起こす、火を保つ、火を消す、熱さを感じる、煙のにおい
A 石の体験……石を投げる、石を積む、石に触る、石の重たさ、石の形、石で書く
B 土の体験……土を掘る、土をこねる、土器を作る、土で形を作る
C 水の体験……泳ぐ、浮かべる、自然水を飲む、濡れる、川を渡る、水をかける
D 木の体験……木に登る、木に触る、木の匂い、木の葉や木の実を集める、作る
E 草の体験……草むらを歩く、匂いを嗅ぐ、食べる、草で遊ぶ
F 動物体験……捕まえる、見る、声を聞く、足跡を探す、飼う
G その他………暗闇を歩く、飢えや乾きを感じる、日の出を見る、星を見る
草花遊び
松葉相撲 | ススキの葉とばし | 巻き葉笛 | 木の葉笛 | タンポポ笛 |
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ドングリ笛 | スズメノテッポウ笛 | イタドリ笛 | タンポポ風車 | 栗の葉風車 |
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花飾り | ヤジロベエ | ドングリゴマ | 笹舟 | 笹飴 |
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木の葉刷り | かんぞうのかたつむり | タンポポ人形 | エノコログサの犬 |
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炭焼き
@ 風の吹き込む方向に長く、穴を掘ります。
・ 2×1×0.3m
A 丸太を並べて土台を作ります。
B 炭材を隙間なく積み重ねます。(10×60cm)
C 枝葉や刈り草を10 以上の厚さに重ねます。
D 草の上にトタン板をかぶせます。
E 煙突を取り付け、5cm位土をかぶせます。
F 枯れた杉の葉を焚き口に詰め込み、点火します。
G 徐々に薪をくべ、火に勢いをつけます。(1〜2時間)
H 煙突からの煙の勢いが増したら、焚き口を土でふさぎます。
・ 通気口を指1〜2本分の大きさであけておきます。
・ 釜に穴があいたら、枝葉でふさぎ土をかぶせます。
I 煙の色が青から透明に変わったら、焚き口と排煙口を完全にふさぎます。(一晩)
J 5〜6時間して釜が冷えたら、土を取り除き木炭を取り出します。
※ 草花の炭
草花や果物等を空き缶の中に入れ、周りにおが屑を詰めて口をアルミホイルで蓋をし、遠火で過熱します。
草木染め
@ 染料の草を水洗いして細かく切り、ホウロウのナベで20分位煮出します。
A ふきんかザルで煮汁をこします。
B ハンカチやTシャツを入れて、20分位煮て水洗いします。
C カリみょうばん等の媒染液を溶かした水に、30分位浸し、水洗いします。
D もう一度染料のナベに入れて、20分位煮ます。
E よく水洗いして、乾かします。
染料に用いる草花……ヨモギ、栗のイガクチナシの実、フジの葉、タンポポの花、ドングリの実、タマネギの皮、ウド、ビワの葉、ギシギシ、イタドリ、ヨメナ、ドクダミ、 紅茶、番茶等
媒染液……カリみょうばん、炭酸カリ、酢酸銅、酢酸アルミ、
木綿や麻の前処理……植物繊維の木綿や麻は、大豆の煮汁か2〜3倍に薄めた牛乳につけてから乾かします。
【たたき染め】草花を挟んで、上から木づちでたたきます。
押し花
電話帳の間に植物を両側にティッシュペーパーで包んではさみ、重石をのせて3〜4週間おいてきます。