わんぱくたちがやってきました。今年も低学年が多いね。高学年の参加が少なくなってきているのは少し寂しいね。それに中学生の参加がなかったので、カウンセラーは大変です。でもどうしたんだろう？子どもたちも忙しくなってきているのかな？
開会式が始まりました。初参加のわんぱくたちもいて、リピーターのわんぱくたちも緊張のためか、少し顔が堅いね。歌声も少し小さいしね。この三日間で、わんぱくたちの目を輝かせてみましょう。声を大きく出させてみましょう。
といっているうちに和尚の出番です、その両手には、サメ君とお猿君。掛け合いで、自己紹介が始まりました。子どもたちの緊張も少しほぐれてきたようです。
おや、ゴンが現れました。意地悪ウルフも登場です。さあ、物語の始まり始まり。
場所を玄関前に移動して、友達作りです。二人組で、一人が目隠しをして、もう一人が誘導してのお散歩です。パートナーを信じることができましたか？全員での鬼ごっこ、全員が鬼で全員が逃げて。誰かに右手でタッチされたら、その場に座ります。でも、左手でタッチして助けてあげることもできます。相手をやっつけるだけでなく、助けることも必要だよね。
班に分かれたの積み木式自己紹介。全員の名前が覚えられたかなあ？フラフープを人差し指に乗せ、指が離れないように、地面におろしていきます。あれ、どうして上に上げていくの？おろすんですよ、おろすの。みんなで心を一つにして協力するって難しいよね。
最初の食事作りです。アーク様から５つの約束を教わりました。と、そこへ意地悪ウルフが現れて、薪にバケツの水をぶっかけて逃げていってしまいました。わんぱくたちは本気で怒っていましたね。怖い、怖い。
山から薪を探してきたり、のこぎりやなたを使って薪作りをがんばってやっていました。さすがにホモのを使うときは、みんな目が本気です。ジャガイモ、にんじん、タマネギ、肉といった材料を使って反語とのオリジナル料理に挑戦です。カレーを作る班、シチューにする班、ハヤシライスを作る班とみんな上手だったし、おいしかったね。
やっぱり夜は怖いよね。今にも泣き出しそうな低学年のわんぱくも……。でも勇気を振り絞って、夜の森に出かけます。アーク様から、「月夜のミミズク」というお話を聞いて、森の中に出かけました。虫たちに出会った班もありました、夜景の美しい場所を見つけた班もあります。そしてタヌキに出会った班もありました。
夜は寝るときです。ですよね。でも、なかなか夜は寝られないようですね。夜遅くまで起きて、話したり、騒いだり（こら、こら！）していた班もあったようです。
朝がきました。眠たそうな顔をしたわんぱくたちがいます。眠たそうな顔をしたスタッフもいます（それは私です）。ダンゴムシ競争をしました。明亜ダンゴムシをたくさん集めてきました。簡単な遊びだけど、わんぱくたちは結構はまっていたようです。
私にとって、朝は、ご飯とみそ汁です。ということで、今日の朝食は、ご飯とみそ汁を作りました。昨日、自分たちで料理を作っているので、なれてきたようです。
暑くなってきたので、屋根のある体育館横の炊事場で活動を行いました。動物カードを１枚選びます。そして、その動物のジェスチャーをして、ほかの班の人たちは、動物のなまえを当てていきます。名前がわかったところで、その動物についての質問をしていきます。でも、すごい子がいましたね。動物博士、動物のことなら何でも知っている、みたいです。てっちゃん、君だよ、君。
下のレク広場に移動して、野生動物と環境問題について考えるゲームをしました。自然を守っていくことの大切さ、わかってもらえたかなあ。
帰ってくると、スタッフが作ったお昼ご飯が待っていました。いなり寿司とフルーツパフェです。それからおそうめんです。自分で作る食事もおいしいけど、作ってもらった食事もおいしいよね。ちなみに、すべてに、子狐ゴンの大好物の油揚げが食材の中に入っていたことに気がつきましたか？
実はこの活動、大人向けの活動です。企画をしながら低学年が多い中で成立するのだろうか？という不安が少しありました。でもさすがにゴンの力は偉大です。うまく子どもたちに、やる気を起こさせてくれました。子どもたちは、自分たちの秘密基地（サイト／さいこうに いい ところ）を見つけ、詩を作ったり、動物の気持ちになっていました。ちなみに私がつい低いたところは、蚊が多かったですね。
２日目の夕食は、お子様ランチです。お子様ランチといえば、お約束のハンバーグ。わんぱくたち一生懸命にハンバーグを握っていましたね。
ファイヤーの準備です。薄暗くなりかけた頃わんぱくたちは集まって、ファイヤーの説明を聞いたり、歌の練習をしました。このころには、歌もしっかり覚えていました。
ナチュレの森の一大イベントといえば、やっぱりキャンプファイヤーです。マジックファイヤーで、井桁に火がつき、ゴンの進行の元にファイヤーを楽しみました。わんぱくたちも自分たちが考えたｽﾀﾝﾂを披露しました。でも、今回は、クイズ、ゲームが結構ありましたね。（最近小学校のファイヤーに指導にいっても、クイズ、ゲームが多くって、……）替え歌は、楽屋落ちのところもありますが、おもしろかったです。
スタッフの指導するゲームや踊りでは、わんぱくたちはノリノリでした。
最後は女性スタッフのトーチに火がつきました。情熱の赤い炎、空の青い炎、大地の緑の炎、きれいでしたね。
さすがに、二日目の夜です。わんぱくたちも疲れたのでしょうか。キャンプ場は静かです。おとなしく寝たようですね。ですね？
若手スタッフによって、朝を遊びました。といいつつ、毎年この時間、私は次の準備のために山に入っていますので、子どもたちの様子は詳しくわかりません。
モーニングは、やっぱりパンとコーヒー牛乳ですよね。ということで、三日目の朝は、ホットドックに決めています。といいつつ、私は、モーニングが食べれるだろうかと心配しつつ、やっぱり山の中で、準備をしていました。
ゴンが約束の時間になっても現れません。スタッフもなんだかそわそわしています。そこへ、意地悪ウルフが現れて、「ゴンは、おいらだけの友達にするから悔しかったら助けにきてみな！」とわんぱくたちを挑発しました。「たすけにいこう！！」と、わんぱくたちは大張り切り。ところが、森の動物たちを驚かさないように静かに森の中に入っていかなくてはいけません。最初は静かに歩く練習をしました。静かに歩けるようになって、アーク様から「合格」をもらった班から、ゴンを助けに森の中へ入っていきます。ところが最初の試練が待ち受けていました。道に大きな蜘蛛の巣がかかっているのです。蜘蛛の巣にさわらないように網の目の間を抜けていかなければならないのです。でもさすがわんぱく、みんなで考え、協力して、無事このトラップを乗り越えました。
森の動物からもらった地図を元に、ゴンが捕まっている場所まで行きます。しかし、その途中で、動物に必要な「水」「食べ物」「すみか」「生活空間」（カード）を見つけなければなりませんでした。
やっとわんぱくたちは、ゴンが捕まっている場所までやってきました。ところがどこにもゴンの姿が見えません。あたりを探してみましたが、見つかりません。大きな声でゴンの名前を呼んでみました。やっと、ウルフがゴンを捕まえて現れました。なんと、そのうしろには、真っ黒な姿をした邪神がいるではありませんか。ウルフは、邪神に魔法でゴンをウルフだけの友達にしてくれるように頼みましたが、邪神に利用されただけだと知りました。わんぱくたちは、ウルフから邪神が人間が捨てたゴミをパワーにしていることを知りました。そこで、わんぱくたちは、邪神のパワーをなくすために、山に捨てられたゴミをきれいに集めました。さすがに邪神もパワーがなくなって弱ってきました。最後のとどめに、みんなで大きな声で 「ぼくらわんぱく」を歌うと、邪神は逃げていきました。
こうして、わんぱくたちはゴンを助け出し、ウルフとも友達になりました。
キャンプ場まで帰る途中わんぱくたちは、山に捨てられたゴミを拾って帰っていました。
山から帰ってくると、おにぎりが待っていました。毎年、このときのお弁当は、食べ残しが山のようにでます。そこで今回は、お弁当から、おにぎりにしてみたのですが、ちょっと量が少なかったわんぱくたちもいたようですね。ごめんなさい。次回はもう少し増やしてみましょう。
食事が終わったら、今回の冒険の作文を書きました。でも考えてみたら、やっとひらがなを覚えたばかりの１年生、がんばって書いているよね。
別れの時がやってきました。と、その前に例年のごとくバンダナへのサイン会がありました。お目当てのサインはもらえましたか？
いよいよ閉校式です。今年から写真販売をやめたので、保護者の方の集まりが少し遅いようです。でも、閉校式を始めましょう。子どもたちの蚊をは真っ黒。目は輝いています。
いろいろなことがありました。料理も作ったし、野生動物や環境問題のことも考えたし、ゲームや踊りを楽しんだし、ゴンを助けウルフとも友達になりました。熱の出たわんぱくもいます。料理の時にちょっとけがをしたわんぱくもいます。おうちが恋しくて泣いたときもありました。帰るときに、もっとキャンプをしていたくて目が潤んでいた子もいました。
ゴンはこれから山の中で、森の動物たちと一緒に暮らしていきます。そしてわんぱくキャンプは、また来年新しい物語の幕を開きます。
See You Ageinまたあいましょう。
