トラスト・フォール 2人組 | ||||
概要 | 後ろに倒れてきた人を支えます。 | |||
段階 | Cトラスト/支え合い | 分類 | PA | |
隊形 | 二人組 | 形態 | メンバー協力 | |
対象 | 何人でもOK。ただし、1人のリーダーが見る人数は、最大14、5人が適当 | 場所 | 下が滑らないような場所 | |
時間 | 準備物 | なし | ||
やり方の手順 | ||||
●2人組になり、最初に、やる人(Aさん)と、支える人(Bさん)を決めます。 ●Aさんはまっすぐに立って、手を組みます。両足は少し開いて立ちます。目はつぶります。 ●Bさんは、Aさんのうしろで構えます。足は、前後に広めに開きます。ひざ、ひじともに軽く曲げ、クッションのように柔らかく使います。 ●この活動をおこなうときの合い言葉があります。これは、これからいろいろな活動で使いますので、ここでしっかり覚えてください。 Aさん「準備はいいですか」 Bさん「いいです」 Aさん「支えてください」 Bさん「はい」 ●では、やってみましょう。最初は、Bさんは、手をAさんから10cm離したところにおきます。その距離は、お互いに話をして決めてください。Aさんが安心して始められるところから始めます。支える場所は、Aさんの肩こう骨(背中上部)のところです。 Bさん「今手が10cm離れたところにあります。これでいいですか?」 Aさん「はい、大丈夫です。準備はいいですか」 Bさん「いいです」 Aさん「支えてください」 Bさん「はい」 ●Aさんは、おしりに力を入れ、からだをまっすぐにしたまま、後ろに倒れます。 ●Bさんは、クッションのように柔らかく支えてあげます。そして、Aさんを元の位置まで優しく戻してあげます。 ●大丈夫であれば、20cm、30cmと手を離してやってみてください。逆に、こわくて倒れられないようであれば、最初から手を肩こう骨のところに触れた状態で、はんの少し体重を預けるようにやってみます。 |
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安全面 | ||||
●万一支えきれないときに、絶対に守らなくてはならないのが、Aさんの頭。支えきれないときは、からだをよけてしまうのではなく、自分も一緒に倒れて、からだをAさんの頭の下敷きにし、とにかくAさんの頭を守るように伝え、実際に練習もします。 ●ゆだねる方も、危険を感じたときには、とっさに片足を一歩引いて自分で自分の身を守ることも大切です(これを、PAでは‘‘自動制御装置’’と呼びます)。 ●足を軽く開いた状態でおこなうと、安定がよくなります。 |
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留意点 | ||||
●後ろに倒れるのは、こわいですよね。そこを、前の人は後ろの人を信頼してからだをゆだねていきます。また、後ろの人は、それに答えるようにしっかりと支える。お互いに「信頼」ということを、体験を通して感じることができます。 ●うまく体重が預けられているかどうかは、Aさんのつま先を見るとわかります。つま先があがっているようであれば、ゆだねられています。 ●合い言葉は、お互いに確認をしあう、コミュニケーションをとる、という意味でとても重要です。よく、Aさんが「支えてください」というなり、Bさんの「はい」も開かずに倒れていくことがありますが、Bさんの「はい」を聞いてから倒れるようにします。 |
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