トラスト・フォール | ||||
概要 | 台の上から後ろ向きに倒れ、それを人間ネットで受け止める、という活動です。危険度も高いため、リーダー自身が正しい指導を受け、実際に体験したあとで行うことを強くおすすめします。 | |||
段階 | Cトラスト/支え合い | 分類 | PA | |
隊形 | 一重円 | 形態 | メンバー協力 | |
対象 | 10人以上 | 場所 | 下が滑らないような場所 | |
時間 | 準備物 | 台またはその代わりになるもの(参加者の肩の高さよりも低いもの) | ||
やり方の手順 | ||||
●最初にやる人(Aさん)を決めます。他の人は、台の下で人間ネットを作ります。 人間ネットの作り方を、もう一度確認してください。また、台の上に1人、補助がつきます。 ●人間ネットの台側の人は、できるだけ台に近づきますが、Aさんが立ったときにかかとが少し出る分はあけておいてください(ほんの少しです)。 ●Aさんは台に上がる前に、 Aさん「準備はいいですか」 みんなで「いいです」 Aさん「上がります」 みんなで「どうぞ」 ここから、もうすでに本番です。 ●Aさんが台に上がるときは、いつ落ちてもいいように補助がつきます。 また、台に上がったときでさえ、バランスをくずしたりめまいを起こして落ちる可能性もあることを考え、常に注意はAさんに向けておきます。 ●Aさんは、2人組や3人組のトラスト・フォールのように、腕を組みます。腕を組む理由は、倒れている最中に思わず手を開いてしまって、ネットの人の頭や顔をたたかないようにするためです。 そして、人間ネットのはうに背中を向け、かかとが台から少し出るくらいの位置に立ちます。台の上の補助の人は、Aさんが落ちないよう十分に気をつけています。人間ネットの人も、常に目はAさんです。 ●倒れるときのポイントは、からだをまっすぐにして倒れることです。こわさのあまり、おしりから落ちたり、ひざを曲げてしまうことがありますが、逆にネットの人が支えにくく、危険です。2人組や3人組のトラスト・フォールで、からだをまっすぐにして倒れることを十分に練習します。 ●からだをまっすぐにするために、おしりにぎゅっと力を入れて立ちます。 ももの内側どうしを思いきりくっつけてみてください。おしりにぎゅっと力が入るのがわかりますか。そのかたちで、倒れます。 ●台の上の補助の人は、ネットが曲がっていないか、ネットの形、姿勢は大丈夫かを確認します。おかしいところは、なおしてもらいます。 ●さあ、いよいよです。 Aさん「準備はいいですか」 みんなで「いいです」 Aさん「支えてください」 みんなで「はい!!」 ●台の上の補助の人は、Aさんがまっすぐに倒れられるように、Aさんの腰を軽く支えてあげることもできます。また、Aさんは顎を少し上に上げて倒れると、まっすぐ倒れやすくなります。補助の人はそれを助けるために、Aさんの顎の下に人差し指を軽く当て、Aさんが倒れるのにあわせて顎を軽く押してあげることもできます。 ●Aさんを受け止めたところでおしまいではありません。ネットの人たちは、Aさんを足からそっと下におろします。Aさんがまっすぐ立つところまで補助をして、そこでおしまいです。人によっては、ふっと気が抜けるのか、めまいを起こして倒れてしまうこともあります。最後まで気を抜かずに補助をすることが大切です。 ●最後に、「Aさん、やってみてどうでしたか?」 |
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安全面 | ||||
留意点 | ||||
●何のためにこの活動をやるのか、この活動を通して何を伝えたいのかを、リーダー自身がはっきりさせておくことが大切です。 |
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