2−14.企画書を書きます
 
 企画を効果的に分かりやすく伝え、スタッフの意識統一ができるように、また、協力者や後援団体を得るためにも企画書を作成します。

 
企画書のポイント
1.まず、自分の頭の中にキャンプのイメージをしっかり作ります。。
2.5W2H(いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように、いくらで)を明確にし ます。
3.できるだけ一目で内容が分かること。
4.できるだけビジュアル化して分かりやすい書き方を工夫します。
 ただし、予算書などの実務的なものは箇条書きなどオーソドックスな方が見やすいようです。
 
企画書の内容
 他の人が企画に賛同し、行動を起こしてくれることを目的として、見てもらえる、分かってもらえるように書きます。
1.タイトル………………読む人をひきつける第1印象が大切です。
2.提出先…………………だれに向けたものか。
3.企画者名………………場合によっては、連絡先や実績を入れます。
4.企画の目的……………コンセプトを分かりやすく。
5.現状分析………………企画の意義や根拠を示します。
6.企画の内容と特徴……いつ、どこで、どのように行うのか。
7.企画の対象……………参加の対象者について。
8.役割分担………………主催者、協力者、協賛者などの役割を明確にします。
9.PR方法………………PRの方法、媒体、キャッチフレーズなど。
10.スケジュール…………一覧表などを使い、見やすくします。
11.予算概要………………どのくらいかかるのか、相手に分かりやすく。
12.添付資料………………メリットやデメリット、安全対策、他団体との協力関係、そのほか必要と思われる資料を添付しておきます。
 
ワンシート企画書の書き方

高橋憲行氏発案
 どんなにいい企画でも相手に目を向けてもらわなければ、その企画は実現しません。また、既に実行が決まっている企画であっても、スタッフが全体像を把握していなくては効果的な実行は難しいでしょう。そこで、企画書を1枚にまとめ分かりやすくしようとするものがワンシート企画書です。
【ワンシート企画書のポイント】
1.複雑さを避け、単純明快にします。(ワンシートで)
2.構造が一目で分かるようにします。(図式化)
3.細部も明快なこと。(ビジュアル化)
4.統一感があること。
5.分かりやすいこと。(描き方を統一する)
【ワンシート企画書の構造】
@タイトル………… 企画の名称です。サブタイトルやキャッチフレーズをつけることもあります。
A命題……………… 企画のビジョンや目的、コンセプトなどを書きます。
B基本システム…… 企画の概要、基本システムを描き、全体像が分かるようにします。
Cサブシステム…… 企画実現を支えるサブシステムです。ここでは簡単な箇条書きにし、詳細は別の用紙に書くといいでしょう。
D環境、背景……… 企画の元となった背景や、社会の状況、トレンド、企画周辺の環境、調査資料など企画を説得する材料や仮説を書きます。
E会計、組織……… 会計、組織図、スケジュールなどを簡単に書きます。
Fイメージ………… 企画が実施されたときのイメージを描きます。
G作成者…………… 企画者名や、作成年月日、コード番号などを書きます。

【ワンシート企画書の例】



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