13.企画を決定します
 
 プログラムができあがったら、さまざまな条件などに照らし合わせて、目標やコンセプトがより楽しくより効果的に実現できるように調整し、決定します。企画を決定する工程を通して、より多くの関係者に企画を知らせ、キャンプをみんなのものにします。
 
企画チェックリスト
 
1.ねらいや目的はすみずみまで息づいているか。
2.現地及び周辺、スタッフなどの活用すべきすべての資質は生かされているか。
3.新しさ(冒険、チャレンジ)はあるか。
4.この企画でなければならない特徴はあるか。
5.状況の変化に応じる対策、安全は確保されているか。(身体的、精神的、社会的)
6.不足している所、むだな所、省略する所はないか。
7.契約すべき所は契約が済んでいるか。
8.資料や調査に問題はないか。
9.生活時間、スタッフの力量などに無理はないか。
10.参加者の立場になっているか。参加者の技術水準、欲求にあっているか。
11.活動時間が十分確保されているか。
12.プログラムにムラがないか。(活動が多すぎる日や、逆に静的活動ばかりといった片寄るのは好ましくない。リズミカルに、起承転結を考える。)
13.一人一人の活躍できる場面があるか。
14.他団体との関係が考慮されているか。
15.企画者自身、心躍るものがあるか。自分たちのプログラムになっているか。
 以上のすべてがそろっていなければ成功しないというものではありませんが、ベストを求めると共に、現実的に実施する企画の欠点を知っておくことは、「より良い成果をおさめる」もととなります。
 
企画決定の方法(企画批判会)
 
 企画批判会は、企画の欠点を探し本番のために心しておかなければならないことを明らかにすると共に、立場を交換して討論することにより企画をみんなのものにします。
1.企画をした集団Aとあまり企画に関わっていない集団Bの2つのチームを作ります。
2.企画集団Aが、企画について説明をします。
3.Aは立場を変え、「その企画はおかしい」と批判する側になり、Bは企画を守る側になって討論します。
 Aグループ……どうにかして難癖をつけます。
 Bグループ……へ理屈をつけてでもとにかく企画を守ります。
4.不備な点を探し、あらたなる改良を加えます。
 



前のページへホームページへこの章の目次へ次のページへ