3−7.広報活動をします
 
A.広報とは
 
 広報のねらいは、ドラマキャンプへの参加意欲を起こさせることです。参加者に内容を知らせ、理解させることにより一緒にやろうという気持ちを起こさせます。また、主催者のイメージアップを図るとともに、スタッフのやる気を盛り上げていきます。
 
広報活動のポイント
 
 PRは、タイミングがポイントとなります。遅すぎても、早すぎても効果が減少するので、季節や対象者、社会の動きを観察しておきます。

 さわやかに 分かりやすい   正確
  意外性PRのポイン  ニュース
目につくように PRは恋文  タイムリー
1.まず目につくように
  「おや?」とか「おお!」
2.意外性がある
  人目を引くためには、意外性が勝負。
3.さわやかに売り込もう
 きれいなイラスト、イメージを広げる空間、統一された配置などに心を配りましょう。
4.分かりやすい
  PRをすっきりさせるためには、不必要なものは極力カットして、一目瞭然に。
5.必要なことは正確に
  必要な事項(いつ、どこで、どんな、etc.)を落としてしまっては大変です。
6.ニュース性がある
  話題になるようなPRがほしい。
7.タイムリーである
  PRは、早すぎず遅すぎず。
8.PRは恋文です
  相手を思いやり、ドラマキャンプのすばらしさを示して、参加することが得であることを誠意をもって語ります。
 
広報の目的
 
1.内容を知らせ理解させます
 @何を知らせる………いつ、どこで、だれが、何を、何の為に、参加費は
 A注目させる…………ドキッとする(変わった)、好感のもてる(きれいな)、欲求にあった
・タイトルやキャッチフレーズ、コピーやイラストなどの工夫、分かりやすい文章や文案、写真やビデオの活用などを考えます。
2.参加意欲を起こさせます
 @欲求に標準を合わす……本能的欲求、世代別欲求、地域的欲求、集団時の欲求など
 A対象者へ語りかける……皆さんでなく『あなた』へ
3.行動へ移させます
 @参加しやすさを随所に。
 Aあなたが必要なことを強調。
 B得になることを強調。
 
AIDMAの法則
 
ttention まずは、注目してもらいます。
nterest  次に興味を引かせるものを。
esire   参加してみたいという欲望を起こさせます。
emory  そして、いつあるのかなどを記憶します。
ction   最後は、参加という行動につなげます。
・最後の「Action」までいかないと、すなわちドラマキャンプに参加してもらわないとPRが成功したとはいえません。
・そのためには、最初の「Attention」がなければ続きません。まず案内状を見てもらわなければ、「おもしろそうだ」とか「参加してみたい」という欲求は起こってきませんし、結果として参加してもらえないということになります。
 
広報作りの手順
 
 調査 ……事実や問題点を発見します。
       ・企画の調査 ・対象者の調査 ・ほかの活動やPRの調査
 分析 ……セールスポイントは何かを分析します。
       ・関係素材の状態、特性の明確化
 醸成 ……セールスポイントを売り込むアイデアを発見します。
       ・情報を時間をおいてみる
       ・NM−T法などで、少し回り道をしてみる
 総合 ……アイデアを完全なものにします。
 

広報活動の媒体
 
1.媒体には、案内状、ポスター、団体の機関紙、掲示板、役所の広報、マスコミ、口コミなどがあります。
2.もっとも効果があるのは、口コミです。機会がある都度、多くの人にPRしていくことが大切です。
3.次に効果的なのは、役所の広報やミニコミといった地域に密着した情報新聞(誌)や、DM(ダイレクトメール)です。
4.役所の広報やマスコミは、相手に納得してもらわなければ取り上げてもらえない難しさがあります。
5.特に「Attention 」に留意したい。DMを出しても開けてもらわなければ成果がありません。
6.役所の広報やマスコミでは、締め切りを確認しておきましょう。
7.役所の場合は、日頃からの人間関係、信頼関係を作っておくことが大切です。
8.マスコミの場合は、ニュース性があることが必要です。どこにでもあるような特徴のないキャンプでは、マスコミには載りません。
9.子ども達の後ろには、保護者がいます。保護者に訴えかけるセールスポイントも必要です。
10.役所やマスコミに広報依頼するときはかがみを添えて出します。


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