3−1 0.しおりを作成します
 
 しおりは、ドラマキャンプを実施するときの手引きとなります。この“しおり”を見れば、ドラマキャンプの概要を把握できるようにしておきます。
 
しおりのポイント
 
1.携帯に便利にするために
 B4の1/8の大きさがよい。要綱、歌集、名簿などを区分し、必要なものは常時持ち歩けるようにします。
2.思い出のために
 思い出のためのしおりならば、B6やB5の大きさで少し豪華な方がよい。
3.心あるしおり
 個性的な手作りのしおりを作ります。そのためには、統一性と単純性をプラスしたすっきり仕上げにします。
4.継続的な活動をしている場合(学校など)
 子ども達がしおりを作るのもいいでしょう。
 
しおりの内容
 
1.キャンプの目的、キャッチフレーズ、スローガン
 目的をはっきり明示します。短く、分かりやすく。
2.実施場所……会場の所在地、住所、電話番号を明記。
3.実施期間……○年○月○日○曜日〜○月○日○曜日 ○泊○日
4.集合及び解散の場所と時間……必要に応じて図で示します。
5.参加人員……参加者○名 スタッフ○名
6.スタッフ及び組織図……一覧表にして載せます。
7.服装及び携行品……用途別に一覧表にして載せます。有無のチェックができるようにしておくとよいでしょう。
8.交通機関の座席の割り振り、テント(部屋)の割り振り
9.プログラム、日程……時間がよく分かるようにします。
10.交通行程、会場及び周辺地図……遅れてくる参加者やプログラムの説明に便利です。
11.班名、班員名簿、役割分担と仕事内容……一覧表にして、自分の班や係内容が分かるようにします。
12.注意事項……ドラマキャンプで守ることを、禁止よりも積極的な呼びかけの方向で。
13.その他……前項までに載ってない項目
14.資料
 プログラム実施において必要とするものやあったら便利なものなどの資料を載せます。 ・歌集、料理法、テント設営法、施設配置図、日誌など



資料 しおりの例
第10回わんぱくキャンプのしおり


 
                     主催  福山市レクリエーション協会
日 時 1997年8月1日(金)12:30 〜 3日(日)16:00 解散
場 所 広島県立福山少年自然の家
    班   名前


プログラム
 
日 時 1996年8月1日(金)12:30 〜 3日(日)16:00 解散
場 所 広島県立福山少年自然の家
                              
                               
 8月1日(金)
 12:30{お話の始まり}玄関前/受付*健康カードとアンケート1を出す
 13:00{星の王子様}体育館前の藤棚/開村式
 13:30{遊びの星}体育館前の藤棚/開村式
 14:30{寝るとこを作ろう}キャンプ倉庫前/テント設営
 15:00{料理の星}炊飯場/夕食づくり
 18:00{サンセットの星}ファイヤー場/夕べの集い
 18:30{天文学者に会う}星の観察
 22:00{今日はお休みなさい}各テント/就寝準備、就寝
 
    8月2日(土)
    06:30{遊びの星J}ファイヤー場/起床、朝の集い
    07:00{料理の星2}炊事場/朝食づくり
    09:30{自然を愛する星}玄関前/ネイチャーゲーム
    12:00{料理の星3}炊事場
    14:00{食料の星}倉庫前/食料探しラリー
    16:00{料理の星4}炊事場/野外料理
    19:00{ファイヤーの星の人}ファイヤー場下/夕べの集い
    19:30{ファイヤーの星}ファイヤー場/キャンプファイヤー
    21:30{お休みなさい}各テント/就寝準備、就寝
 
       8月3日(日)
       06:30{遊びの星J}ファイヤー場/起床、朝の集い
       07:00{料理の星5}炊事場、各テント/朝食、荷物整理
       09:30{邪神登場}倉庫前/イニシアティブゲーム
       12:00{料理の星6}倉庫前/昼食
         {思い出の星}各テントサイト/作文、しおり、撤収 
       15:00{さよなら}玄関前/閉村式
        *迎え
         8月3日15:30〜16:00の間にきてください
 
 
説明会 1996年7月27日(日)14:30〜 福山少年自然の家
キャンプや持参品等についての説明、しおり・健康カード・アンケート等の配布
報告会 1996年9月 7日(日)14:00〜 福山少年自然の家
 キャンプの報告と報告集の配布。写真等の販売。
*報告会に参加できない方で、報告書がほしい方は、参加される方に頼まれるか400円切手と報告集がほしい旨を書いて川上雅弘までお送り下さい。
お願い アンケート2を8月16日までに川上雅弘までお送りください。
    〒720福山市○○町○○ 川上雅弘


もって行く物
 
持ち物には必ず名前を書いてください  
・忘れ物のないようにしてください。                 
・雨が降っても行いますので、雨具(カッハ°)をもって来てください。また、雨に濡れたときと夜間は寒くなりますので、防寒の用意(長袖の服と長ス゛ホ゛ン)と着替えを十分もって来てください。
・体調は十分整えておいてください(前日の夜更かしをしないようにご留意ください)  ・持病のご心配な方についてはご連絡ください。また、自分で処置できるように練習して置くことも大切です。/ケカ゛、病気などについては応急手当のみとします。
*おやつケ゛ームなどはもって来ないでください。            
 
持ち物をチェックしよう □行く前 ○帰るとき
□健康カート゛/受付に提出       □帽子○    □タオル○ 
□洗面用具(歯磨きセット、セッケン) ○   □懐中電灯○  □水筒○ 
□着替え(長袖、長ス゛ホ゛ン、下着、靴下など)○      □防寒服○
□雨具(カッハ°) ○          □ハンカチ○    □筆記用具○ 
□大きめの安全ヒ°ン○       □必要な人は寝袋(毛布は用意してあります)○
□虫よけスフ°レー、虫さされの薬、持病薬、衛生用品など個人に必要な物○       □新聞紙 □ちり紙 □ヒ゛ニール袋□米4合
 
わ ん ぱ く っ 子 宣 言
 
      わんぱくっ子は、冒険するけどむちゃはしないのだ

思いっきり遊びます       どんなことにもチャレンシ゛します
自分の命は自分で守ります    自然を大切にします
友達をたくさん作ります     みんなのために働きます
 

しっかり寝よう     
しっかり食べよう    
(食べ過ぎはタ゛メ)    
生水は飲まない     
ウンチやしっこはきちんと 
危ない場所には近寄らない
坂道は走らない
帽子をかぶろう
危ないことはしない
汗をかいたら着替えよう
暑いときは服を脱ぐ
 寒いときは服を着る
一人だけで行動しない
荷物はきちんと整理しておこう     
よく使う物は出しやすいところに    
下着は、一つにまとめて袋に入れておく
関係する物は、まとめて
ヒ゛ニール袋に入れておくとよい。



衛生と健康
 
ゴミは決められた所へ
知らない植物に
むやみに触るな
蛇だって人間がこわい
草むらに飛び込むな
蜂には触るな
近づくな
[

 
刃物は絶人に向けない 火や刃物を使うときには
十分気をつける
雨なんてへっちゃらさ
でもぬれたら、よく体を
ふいて着替えよう

【ケガ゛】【やけど】 【鼻血】
【目にコ゛ミ】
水で洗って手やカ゛ーセ゛で押さえる水をシ゛ャーシ゛ャーと20分以上かける頭を高くして 10分以上鼻をつまむ目を絶対こすらない。水の中で目をパチパチさせる
【かぶれ】【日射病】 ケガをしたり病気になったら近くの大人に知らせる
濃いセッケン水で洗う木陰でホ゛タンを外し静かに休む



 食 事 を 作 ろ う            
1.ハンコ゛ウにお米を量っていれる(中フ゛タ…米2合、外フ゛タ…米3合)
● 3合(大人3人分、子ども4~6人分)…外フ゛タ1杯
● 4合(大人4人分、子ども5~8人分)…中フ゛タ2杯
2.お米を洗う
  水を少し入れ、外ブタをする。
  両手で上下から押さえ、20回位力強く振る。
  水を数回取り替える。
3.水を入れる(下の線…2合、上の線…4合)
● 3合…上と下の線の真ん中より少し上(5 位)ま で、水を入れる。
● 4合…上の線より少し上(5 位)まで、水を入れ る。
4.外フ゛タをして火にかける(中フ゛タは外しておく)。
● 多いときは、腹と腹、背と背を合わす。
● 炎がハンコ゛ウより上に出ないように する。
   弱火/5分位
   火を強める/5~10分位
   沸騰したら中火/10~15分位
5.湯気が出なくなり、水分がなくなったら火から下ろす。
● ハンコ゛ウの周りに白いものがつく。
● 木やスフ°ーンを当てると、コ゛トコ゛トし ない。
● ご飯の表面にホ°ツホ°ツと穴ができ る。
6.ハンコ゛ウを逆さまに置いて、蒸らす(10分)。
● このとき、新聞紙や草でこすり、ス スを落とす。
● ハンコ゛ウの底を、絶対に叩いてはいけない。
7.「いただきます」
● 空になったハンコ゛ウに、水や湯を入れておくと、ご飯が取 れやすい。
8.ハンコ゛ウを洗い、数を調べ、片付ける。
  ハンゴウやナベを持つとき、軍手をして火傷しないように注意しよう。


















 

テ ン ト で 寝 よ う

1.テントのはる場所と向きを決める。
● 水平な所、入り口は風下
2.コ゛ミや小石を取り除く
3.ク゛ラント゛シートを広げる
4.テントをク゛ラント゛シートの上に重ねる。
5.親綱のぺぐの位置を決め、ヘ°ク゛を打つ。
6.テントの中に支柱を入れ立てる。
● フライシートもかけておく。
7.テントの入り口を閉め、親綱を支柱にかけて張る。
● テントの棟がヒ°ンとなるように
8.テントの四隅をヘ°ク゛でとめ、角綱を対角線に張り、
              たるみをなくす。
9.両側の腰綱を張る。
● 屋根の傾斜と一直線。
● ヘ°ク゛が一直線に並ぶように。
10.裾布をク゛ラント゛シートの下にいれ、テントとク゛ラント゛ シートを結び、裾をヘ°ク゛でとめる。
11.親綱、腰綱を調節し、しわをなくす。
12.雨に備えて、テントの周りに溝を掘る。
親綱に白い布を巻く。
 
 
  テ  親綱は夜少しゆるめる。
  ン  テント内では火を使わない。
  ト  荷物はまとめて、広く使う。 
  の  体の弱い人は中央に寝る。
  使  用便の近い人は入り口付近に
  い  雨のとき、テントに触らない。
  方  寒いときは、背中に新聞紙を入れる。
  。
 

キ ャ ン プ フ ァ イ ヤ ー     
 
君が主役のキャンフ°ファイヤー!すばらしいファイヤーにしよう。
【ひぐらしの集い】 説明と練習
・ファイヤーの説明をしっかり聞く。
・歌やケ゛ームの練習をする。
【入場】 ファイヤー場へ行く
・静かに並んで入場。
・懐中電灯などは持って行かない。
・営火長を北にして、きれいな円になる。
【第一部】 儀式の火
・静かに、おごそかに、おしゃべりしない。
・歌や献詞は大きな声で。
【第二部】 楽しむ火
・おなかの底から楽しもう。
・恥ずかしがらないで思いっきりやる。
・出し物は、楽しいものを工夫しよう。
・でも、自分勝手はしない。
【第三部】 今日を振り返る火
・心を落ち着け、静かにする。
・今日の自分を振り返る。
【退場】 
・きちんと並んで退場
 
点火係
  トーチを運び、火床に点火する。  

献詞係
 キャンプの感想や誓いを言う。

 
スタンツのやり方
ファイヤー(火)に顔を向けてやる。
班の場所か、火のまわりでやる。
みんなで協力、みんなが主役。   
楽しい物、おもしろいものを工夫。 
言葉や動作は、大きくはっきりと。 
だらだらせず、キヒ゛キヒ゛と。     
時間はきちんと守る。      
見る人は本気で見る。      
終わったら、大きな拍手を。    

 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
第10回わんぱくキャンプ参加者名簿
班  名前  性 備考       班  名前  性 備考
 


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