4−10.ドラマキャンプをまとめよう
 
 ドラマキャンプが終わったら、次回をよりよいものにするために評価や反省、整理をします。
 
評価する
 
@ ドラマキャンプが成功したかどうかの評価については、目的に合わせて評価します。
A 評価は、感傷的な言葉ではなくできるだけ客観的に評価します。
B 参加者の体験が、目的を達成する方向でなされたかどうかの方向で評価します。
C 評価は、目標の達成度を測ると同時にプログラムが妥当であったかどうかを反省し ます。
 
【評価・反省の観点】
 
@ 企画、運営組織について
A 目的、コンセプトについて
B 会場、時期、期間について
C 参加者、参加者の動きについて
D プログラムの流れとスタッフの動きについて
E 運営について
F 費用、会計について
G 準備について
H PRについて
I ストーリーについて
J 輸送、食料、献立などについて
K しおり、スタッフテキストについて
M 安全対策について
N その他
 
記録
 
 スタッフ会議、説明会、プログラム実施中の様子、班での反省、係からの反省、反省会などを記録として残します。
@ 参加者や保護者の感想文
 * 参加者の感想文は、キャンプ実施中にプログラムの一つとして組み込んでおくと全員の感想が得られます。
A アンケート
B 写真による記録
C ビデオによる記録

記録集の内容項目
 
 記録集は、参加者にとっては思い出となり、スタッフにとっては今後のドラマキャンプにおける大切な資料となります。
@ はじめに……あいさつ、キャンプに対する思いなどを書きます。
A 実施要綱……目的、日時、場所、参加人数など
B 実施記録……プログラムの概略を書きます。
C スタッフの感想   
D 参加者からの感想                            
E 保護者からの感想                            
F アンケートの集約……参加者などからのアンケートがあればそれを集約します。
G 資料……企画書、しおり、案内場、プログラムで用いた資料などを載せます。 
H あとがき、編集後記……記録集作成を振り返っての感想など         
 
【写真の整理】
 写真は、言葉では表せない活動の様子を伝えてくれます。活動毎、あるいはプログラムの流れに沿ってなど、見て楽しい整理をします。
 
【ビデオの編集】
 ビデオは、臨場感を持ってキャンプの様子が伝わります。ビデオ編集に当たっては、参加者のための思いでのビデオにするのか、スタッフの支援活動を中心にするのか、プログラムやドラマの流れを中心にするのか、視点をはっきりさせて編集をします。また、タイトルやテロップを入れたりBGMを入れると飽きさせない編集ができます。
 
報告会
 
 保護者は、キャンプでどんな活動があったのか、子どもたちの様子はどうだったのかなどを知りたがっています。報告会を開くことは、保護者に安心と信頼を与え、参加者に取っては思いでの再確認となります。
@ 受付……参加者のチェック、記録集などの配布
A 主催者あいさつ……キャンプを終えてのお礼
B キャンプの報告……スタッフからの報告や参加者からの感想
C ビデオ鑑賞……キャンプのビデオ
D テーマソングやゲームなど
E 諸連絡……忘れ物や次のイベントのお知らせなど
F 終わりのあいさつ
G 写真やビデオの販売
 
【スタッフ反省会】
 ドラマキャンプの反省とスタッフの慰労をかねて反省会を開き、次回へつなげます。



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