4−5.司会者入門
司会者は、活動の目的を達成するために、メンバーをもり立ててプログラムをスムーズに進行します。
司会のポイント
@ 主役は参加者
メンバーを引き立て、盛り上げる援助をします。
A 目的を正しくつかむ
目的を正しくつかみ、その目的に基づいて進行します。
B 自分を知り、自分を生かす
自分にできることとできないことを知り、自分の持ち味を生かします。
C すべてを生かして使う……
会場の諸条件、メンバーの持ち味などを目的達成に生かします。
D 参加者を知る
参加者にあわせて、説明の仕方や展開の仕方を工夫します。
E 状況を読む
進行状況やムードをつかみ、状況に応じた対応をします。
事前の準備をしっかりしておく あわてない 失敗にこだわらない
F やる気を起こさせる
寛容的ムードを作る 行動させる
早い時期に声を出させる メンバーの持ち味をほめ、励ます
G 時間を有効に
相手の気分を壊さない程度に時には枠を作ることも必要です。
H 感じよく
服装、態度、言葉に気をつけます どんな人にも気を配り無視しない
目線をみんなに
I 話術が大切
伝えたいことを正確に、短く、分かりやすく伝えます。
【注意すべきこと】
@ しゃべる過ぎない(メンバーの発言が止まってしまいます)
A 引っ張り回さない(みんなでキャンプを作っていくのです)
B 公平にふるまう(一人一人を大切に)
C 禁句、失言に気をつける(傷つく人がいないように)
D 発言を評価しない(雰囲気が重くなります)
E 歪めてまとめてしまわない(発言者の言いたいことが伝わらなくなります)
話し方のポイント
@ 正しく表現する
考えを整理しておく 呼吸を整える 歯切れよく
スピード、アクセントに気をつけて リズムをもって 分かりやすく
A 話題を多くもつ……共通の話題や興味ある話題をタイミングよく
B ユーモアを大切に
C 心を込めて
思いやり 明るい調子で 相手の立場で
D 生き生きと話す
具体的に 会話を入れて 描写音を使って リズム感のある言葉で
E 受け入れられやすい態度
ふさわしい服装 近づいて(顔、目、肌をうまくとらえる)
笑顔で(自信をもって目で笑う)
司会の種類
【野外での司会】
@ 大きな声、きびきびした動作、歯切れのよい言葉。活動的な生き生きした感じが必要 です。
A 単なるまとめやくではなく、参加者を目的に向かって方向づけます。
【つどいの司会】
@ 明るく楽しい雰囲気を作り上げます。
A 始めはひっぱり、しだいにゆるめ、しだいに消えて、共に楽しみ、最後にしめます。 プログラムの変化に対応できる力を。
【儀式での司会】
@ 式次第にしたがって、厳粛なうちに行います。
A 低めの声、ゆっくりとしたしゃべりと共に儀式にふさわしい落ち着いた雰囲気を出し ます。
【講習会や研修会での司会】
○ 会の主旨、進め方の方向、日程、講師の紹介、会場の説明、感謝、会場片付けの協力 依頼など参加者が知りたいこと、主催者が伝えたいことを分かりやすく。
【会議の司会】
○ 発言を引き出し、整理します。メンバーの発想を刺激し、問題解決のためのより良い 意見を作り上げていきます。
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