4−7.会場を作ります
 
 ドラマキャンプの現場で、参加者の心を方向づけ、生活をしやすくするために大きな役目を果たすのが会場作りです。
 
キャンプ村
 
 どのようなキャンプ生活をするのか考えて、キャンプ村を設営します。

【カマド】
@ 大きさは人数によって工夫
A 高さはナベの底がひざぐらい
B 立ち木や地面を痛めない
C 雨で火床が濡れない工夫
D 使用後は必ず火を消す
 
【食堂、倉庫】
@ 雨を避ける工夫を
A 食料や食器は地面に直におかない
B 倉庫テントは、日陰の涼しいところ
C 肉、魚、牛乳、卵など傷みやすいもの は風通しのよい木陰に
【便所】             
@ 風下に作る           
A 目隠しは自然物か古いシートで作る
B ちり紙は蓋のついた入れ物に入れ夜露 を防ぐ             
C 手洗い水は十分用意する     
D 夜間照明を工夫する       
E 便所は溝を掘り、使用後土をかける
                  
【薪置き場】           
@ 雨がかからない工夫をする
A たきつけ、細い木、太い木と分類 
B 薪割り場は明確に区別します。  

ストーリー進行における舞台の設定
 
@ ストーリーや活動内容に合わせて場所を選定します。
A 危険な場所には、目印をつけたりスタッフを配置します。
B 会場付近の危険な動植物を調べ参加者に知らせておきます。
C 舞台の設定には創意と工夫をし、手作りを心がけます。
D ストーリーに応じたそのドラマキャンプだけの地名をつけるのもよい。
E その会場にあるものをうまく利用します。
F けばけばした美しさよりもすみずみまで心配りして、粋に作ります。 
G その会場らしさ、その季節らしさを演出します。
 
資料 室内会場の飾り付け
 
【粋に飾る】
@ おさえた色調(白や黒、淡い色の利用)
A ワンポイントの強調(むだに飾らない、余白の美)
B 基本を踏まえたうえでの飛躍
C すみずみまで心くばりを
 
【紙の利用】
 安価で手に入りやすく、活用幅が広い材料です。
@ 立体感を出す(折る、重ねる、膨らます、陰をつける)
A 暖かさを出す(ちぎる、色の工夫、蛍光カラーとブラックライト)
B すかっと見せる(折り目、汚れ、しわをつけない。切れ味のよい造形、ゴテゴテ使わない)
C 色と形(紙はさまざまな色が利用でき、切ったりはったりも自由です)
 
【照明】
@ 蛍光灯(手軽ですが、見慣れているのでセロファンなどで色付けの工夫をします)
A スポットライト(人物やものを浮き上がらせます)
B ファイヤー(生きた火の暖かさがあります。やや暗いので低い位置で焚きます)
C キャンドル(幻想的で神秘的な雰囲気を醸し出します)
D ブラックライト(闇の中に蛍光色で書かれた文字や絵を浮かび上がらせます)



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