5−10.アクションソング/ジンギングゲーム
 
@ みんなで一緒にやります
A 上手、下手があまり関係ありません
B 雰囲気を盛り上げます
C 遊び心ややる気を起こさせます 
D 心を開き、ふれあいを作ります 
E 一体感を持ちます。      
 
アクションソングとは
 歌に合わせて動作をします。しかし、歌とも踊りともゲームともいえません。競争がなく、全体の雰囲気の中で楽しむことができ、隊形も余り気にする必要がありません。
 ユニークで、感情丸出しで、ナンセンスな格好をするアクションソングはメンバーの心をとらえると爆発的な盛り上がりを持ち、つどいに大きな力をもっています。
 
【展開のポイント】
@ なりきる……恥ずかしがっていてはだれもやりません。リーダーがまずばかになりきる(遊び心を持つ)ことです。自己陶酔してやることが第一です。ヘラヘラせず、「き れい」よりも「一生懸命」を前に出します。
A ユーモラスに……参加者から笑いが出るように。
B おおげさに、繊細に、かわいらしく……動作を大きく誇張して表現することがポイント。指遊び、手遊びでは、かわいらしく芸の細かさも必要です。
C 「絵」になるように……どこをとっても「絵」になるように練習しておきます。
D 「個性」をもつ……自分の特徴、表現力を生かして他の人にはまねのできない持ち味を作ります。
E 「動」と「静」の切り返しをきちんと……アクションソングの中には、動から静、静 から動への変化に味のあるものがたくさんあります。このけじめをきちんとつけること が重要です。
F 前後のプログラムの関連を考えて……前後のプログラムを考えておかないと、シラケたものになることがあります。
G 参加者の持ち味を引き出す……一方的に教えるのではなく、参加者の持ち味を生かしながら行います。
H 初めはゆっくり のってきたらたたみかけるように速く……一つ一つの動作を分かりやすく伝え、みんなが動きになれるにしたがって、たたみかけるように速くしていきま す。
I のってこないときは、小さな動きに戻って……のってこない人、恥ずかしがっている人がいるときは、小さな動き、ゆっくりした動きに一度戻してやるとのってきます。そ れから速い動きにして、のるまで続けます。
I 歌声あってのアクションソング……歌いながら動作を行うことが大切です。そこで、事前に歌を十分練習しておきます。
【準備物】□必要に応じて楽器
【一つのアクションソングの流れ】
1.導入
 楽しそう、簡単そうだと興味づけます。
2.展開
 @ 歌の練習………覚えるまで十分練習します。
 A 動作の説明……段階的に一つ一つ説明し、練習します。
 B 全体を流す……全体を流してみて、不十分な所をチェックし、修正します。
 C 実施する………音楽にのせ、歌いながら実施します。
3.まとめ
 次とのつながりを考えて終わります。
 
【アクションソングの展開】
@ 導入
 ・ 遊び心なしにはできません。まず遊び心を起こします。
 ・ どんな隊形からでもできるもので入ります。
 ・ いつの間にか緊張感や不安感、雰囲気の堅さを取り除き、恥をかく心配もなく遊びの世界に入って行けるもの。
 ・ 動きが小さく、だれでもできるもの。かわいらしさを大切に。
 ・ ゆっくりと分かりやすく行います。
 ・ 手遊び、指遊び、童遊び、手拍子、肩たたき等。
A 楽しい雰囲気を作る
 ・ 立ち上がり、あるいは移動しながら、動作を大きく立体的にします。
 ・ スタッフもメンバーの一員となり、メンバーの個性を出していきます。
B リズムにのる(一体感を味わう)
 ・ リズミカルな曲で、リズミカルなアクションを繰り返します。己を抑え、一体感を深めます。
C 心をこめる
 ・ 歌の心にまともなアクションをつけたものや手話等をつけたものは、心を込めて使います。
D しだいにナンセンスなものへ
 ・ 易しいものから段々とふれあい、動作を大きくし、ナンセンスなもの(自己陶酔するもの)へと展開します。のってきたら スタッフも理性をかなぐり捨てます。
E 盛り上がるまで
 ・ シラケたままで終わるとみじめです。「共にばかになった」「ばかになるのも大切なこと」と思わせるまで、体を張り、まさに引っ張り上げることが大切です。
F “ノッた”後が大切
 ・ 何でばか騒ぎしたのか、そこに気づかせるシメをします。



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