5−13.ダンス
 
@ 年齢、性別を問わずだれでも楽しめます
A 楽しく明るい雰囲気を作ります
B 健康維持
C 敏捷性を養います
D 姿勢の矯正
E 地域、コミュニティーの開発
F 国際相互理解
G 未知の人の関心を呼びます
H 歌いながらやります
I 創作の楽しさ      
J 表現する楽しさ     
K 心のふれあい、語り合い 
L 相手を尊重し思いやる心 
M 理性を抑え、陶酔します 
N ストレス解消      
  
【フォークダンス(FD)】
 その地方に古くからおどり継がれた踊りです。その地方の文化と民衆の願いを学び、正しく踊ることが大切です。
 ・ パートナーを大切に……目を見て顔で踊ります。
 ・ 易しいものから高度なものへ……歩ける人なら踊れるもので導入し、陶酔を伴うものまで高めます。
 ・ 正しく伝達し、楽しく活用します。
 
【社交ダンス(SD)】
 男と女が近づくダンスです。そこにはふれあいがあり、より深い人間関係が求めやすい世界です。
 ・ 社交ダンスでは、無理に踊らせません。
 ・ 踊る楽しさを伝えます。
 
【レクダンス(RD)】
 流行の歌やリズミカルな曲に振り付けされた踊りです。規制が少なく、易しく楽しくだれでも踊れます。仲間作りの踊りとして活用します。
 
【支援のパターン】
@ 積み重ね型……順番が長くて少し難しい曲に適しています。幾度か初めに戻りながら、少しずつ踊りの順番を積み重ねていき完成させます。
A シンギングコール型……順番が短く、ステップも易しい曲に適しています。順番を一通り簡単に説明し、曲に合わせて踊り込んでいきます。
B パターコール型……曲に合わせ、踊りの順番を少し前にタイミングよくコールします。
C モデル型……言葉で表現しにくい踊りは、一度踊って見せます。
 
【支援のポイント】
@ スタッフが、楽しさ、すばらしさを味わいながら踊ります。
A 目的や雰囲気に合った曲を選びます。
B 踊りの順序ではなく、楽しさを伝えます。
C 導入で、雰囲気作りをします。
D 順を追って教えるだけでなく、難しい所を先に教える方が効果的な事もあります。
E 順番+a(背景、曲の特徴等)を伝えます。
F 説明は簡潔、平易に。基本はしっかりと。
G 口で説明するよりも、実際に踊りながら伝えます。
H ユーモアを大切にし、踊りの苦手な人の心をリラックスさせ、楽しませます。
I 表現力を豊かにし、タイミングのよい掛け声をかけます。
J 全力投球し、対象に応じた支援をします。
K 参加者の成長に応じた曲を使います。
L 挨拶、姿勢、服装、マナーを大切にします。
M 男女の釣り合いや、パートナーチェンジに細心の注意を払います。
N 機械に強くなり、いい音を使います。
O 記録を書いて反省します。
 
【準備物】□必要に応じてCD、テープ、プレーヤー
【支援の流れ】
@ 踊りたい気にさせる
 曲を聞かせる、踊って見せる、背景や国等の話をする。
A 踊り方を教える
 ジェスチャーやモデルを使い、分かりやすく、リズムにのせ、心と体をほぐし、難しい所はとりだして、繰り返し、手をとって。
B 流して踊る
 最初から曲を流すのではなく、リーダーのコールに合わせて踊り、少々の間違いには目をつむります。
 ・ この間に、伝わってないところを探します。
C マナーを教える
 顔で踊ることの大切さ、パートナーへの心くばり、挨拶の大切さ等を踊りの節々でコールしながら教えます。
D 楽しく、美しく踊るコツを教える
 ポイントとなるステップ、仕草、ムードを盛り上げるかけ声等を伝えます。
E 仕上げは陶酔が味わえるように
 歌えるものは歌いながら、コールも音楽も少し上げます。そして、最後は拍手でしめます。
 
【ダンスの展開】
@ 導入の踊り
  A.自由隊形で
  ・ 抵抗なく踊りの中へ入っていける。
  ・ アイスブレーカーとしても効果的。
  ・ 説明は、簡単に要領よく。
  B.シングルサークルで
  ・ 表現力豊かに。
  ・ まず踊ること。
  ・ 全員が同じリズムにのって。
A 楽しさをつくる踊り
 ・ カップルで踊る踊りの登場。
 ・ この段階では、ステップは出てこずに、多くの人とスキンシップを楽しみ、挨拶を交わしながら踊るミキサーの曲を。
 ・ 自己紹介をしながら。
 ・ ゆっくりと。
 ・ 顔も踊りのうち。
B 盛り上げる踊り
 ・ いっきに雰囲気を最高潮まで盛り上げます。
 ・ 少し込み入った踊りやリズミカルな陽気な踊りで。
 ・ 現代的なリズムを楽しみます。
 ・ プレイパーティー的な遊びの要素や、パートナー選びの楽しさを活用します。
 ・ より密接なスキンシップを楽しみます。
 ・ 隊形変化で、雰囲気の転換を図ります。
C カップルで楽しむ踊り
 ・ じっくりと踊りを味わい、印象的な思い出を作ります。
 ・ モデルを使って伝えます。
 ・ 姿勢を正しくし、きちんとホールドします。
 ・ 2度、3度と繰り返します。
D エンディングの踊り
 ・ 最高潮のままで終わるのか、静かに余韻を残して終わるのか。
 ・ つどいに合った曲を選びます。
 ・ つどいを振り返ります。



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