5−20.オリエンテーリング
 
 あらかじめ設定されたコースで、地図と磁石を使ってポイントを早く探して、記号を写して歩きます。
 
【準備物】□マスターマップ□時計□ポスト/班毎に□地図□チェックカード
     □赤ボールペン□シルバーコンパス
【事前のコース作り】
@ 変化に富み、設定時間に普通に歩く状態の 1/2〜 1/3歩ける距離にします。
A 分かりやすい目標がよく見える場所にポストを置きます。ポストの数は5〜10個。
B 危険な場所は通らないコースを作ります。
C マスターマップを作成します。
 
【活動の流れ】
@ 説明(30分)
 ・ 地図やコンパス等を渡します。
 ・ 実際に操作させながら、地図の見方とコンパスの使い方を説明します。
 ・ ルールや注意事項について説明します。
 ・ スタートの順番を決めます。
A スタート(60〜 100分)
 ・ カードに出発時刻を記入します。
 ・ 2〜5分間隔で出発します。班が多いときは逆回りを入れます。
 ・ 各グループは、マスターマップからポストの位置を地図に写します。
B 競技
 ・ 地図を元にポストを探し、チェックカードにポストの記号を記入します。
 ・ 常に現在地を確認しながら行動します。
 ・ 道に迷ったら、分かるところまで戻ります。
 ・ 必ずグループで行動します。
 ・ 他のチームと話し合ったり、相談してはいけません。
 ・ 自然を大切にし、田畑等には入りません。
 ・ 終了時間になったら、途中でもゴールまで帰ります。
 ・ スタッフは、パトロールをしたり、何カ所かに通過チェック表をおき、記入させて、班の通過を確認します。
C ゴール
 ・ グループの全員がそろってゴールし、チェックカードに到着時刻を記入します。
 ・ チェックカードとコンパス等を回収します。
D 成績整理
 ・ ポイントの数と所要時間から順位を決定します。
 ・ 成績発表と講評をします。
【子どものためのオリエンテーリング】
@ 4〜6歳……………ポストを見つける楽しさを体験します。
 ・ ワイドゲームとして、公園内OLをスタッフといっしょに。
A 小学1〜2年生……OLを競技として体験させ、まわりの地形を観察させます。
 ・ 簡単なラインOL、公園内ポイントOL(ポストを印刷した地図を使う)
B 小学3〜4年生……シルバーコンパスの使い方や簡単な地図記号を学びます。
 ・ コンパスゲーム、ラインOL、簡単なポイントOL
C 小学5〜6年生……地形図を読み、勇気と判断力をつけます。
 ・ パーマネントコースに挑戦、簡単な国際方式で、簡単なスコア方式
D 中学生以上…………高度な地形図読みやルート読み、コース設定、ポスト設定への興味づけをします。
 ・ 国際方式、簡単なバーン方式、簡単なコース設定
 
【オリエンテーリングの種類】
@ ポイントOL……スタートから順次ポイントを探して回ります。
A スコアーOL……決められた時間内に多くのポイントを探します。
B ラインOL……地図場に引かれたラインをたどり、ポイントを探します。
 
【シルバーコンパスの使い方】
 地図場の現在地点から目的地に向けてコンパスの長辺を当てます。 コンパスはそのまま動かさないで、リングを回して、リング底の矢印を磁北線と平行にします。 コンパスを胸の辺りに水平にかまえます。
  コンパスをしっかり構えたままかただをゆっくり回して、赤い針を北と合わせます。 このときの進行線の方向が目的地に進む方向です。

 



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