6−2.キャンプファイヤーの運営
 
キャンプファイヤーのスタッフ
 
@ 営火長/1名
 キャンプファイヤーの責任者で、一般的には野営長が務めます。
 ・ 位置は北極星を背にして(不変・道しるべを表す)、サークルの真北。参加者が入場する前に位置し、参加者を迎えます。
 ・ 第1部の「つどいの言葉(初めの挨拶)」や「点火指示」、第3部での「採火と分火」や「終わりの言葉」を述べます。
A エールマスター/1名
 プログラムを進行・展開して、ムードを盛り上げます。
 ・ プログラムの作成、司会進行、ゲームや歌で盛り上げます。
 ・ 大きな声を出し、動作も大きく。表情は明るく、暗いところでも目立つ服装をします。
B ファイヤーキーパー/2〜3名
 ファイヤーを組み、プログラムにあわせて火を焚く陰の演出者です。
 ・ 薪を組む、プログラムにあわせて火の調節、ファイヤー場の後片付け等。
 ・ 長袖、長ズボンで地味なもの。帽子と手袋をつけます。
 ・ できるだけ目立たず、邪魔にならないように行動します。
 ・ 火床には風上から近づき、やけどを負わないように注意します。
C サブリーダー/数名
 エールマスターを助けて、ゲームやソング・ダンス等を担当します。また、盛り上げるための“さくら”にもなります。
D 点火係(ファイヤーランナー)/1〜4名
 トーチをもって入場し、「点火の言葉」を述べた後、営火長の点火の指示により薪に点火します。
E 献詞係/各班より1〜数名
 儀式の中で「誓いの言葉」を述べたり、キャンプファイヤーの最後に「感想」を述べます。
* 営火長、エールマスター、ファイヤーキーパーは必ず必要で、他の係はプログラムに応じておきます。
 
ファイヤー場の選定
 
 自然の懐で、神秘的な気分の出るところを選びます。
@ テントから近すぎも遠すぎもせず、小道づたいに来れる所。
A 樹木に囲まれた空き地、小高い丘。
B 雑音の入らない所(自然の音はよい)、
C 近代的な建造物や人工の光のない所。
D 声が逃げない所(一方ないし、三方に木や壁になるものがある)。
E 火が他へ飛び火しない所。
F 風が吹き抜けない所。
G “自分たちだけの場所”だと感じられる所。
 
ファイヤーの隊形
 
 人の和を象徴し、みんなの顔が見え、すべての人が輝くシングルサークル(一重円)を基本とします。
 リングの大きさは、ファイヤーをはさんで向こう側の人の顔が分かる大きさ。
 ・ 60〜 100名位なら、直径6〜10mの一重円。(直径10mを越えると、散まんになり気分も集中しない。また、リーダーも大きな声を出さないといけない。)
 ・ 100 名を越えるときは、二重円にします。(列の間を1m位あけます)
 ・ 300 名を越えるときは、馬蹄形か扇形にし、前方2カ所に火を燃やしてステージに使います。
 * 一重円の並び方を説明するときは、時計をイメージして説明すると理解しやすく
  なります。
   4班……15分ごと 5班……12分ごと 6班……10分ごと 8班……7分ごと

 



前のページへホームページへこの章の目次へ次のページへ