歩みの目次へ

スタッフテキスト
感想文
保護者の感想
アンケート

写真集
1班2班3班4班中高生&スタッフ参加前参加後参加前参加後リヨのイラスト

2000年わんぱくキャンプ(第13回)
日時2000.7.28(金)〜7月30(日)/2泊3日参加者35名/4班/中高生7名
場所福山少年自然の家 参加費 10000円
テーマ
ドラマキャンプ・
不思議の国のアリス
 スタッフ 19名
テーマソングぼくらわんぱく コーディネーター 川上 雅弘
特徴
 今回のキャンプの特徴は、とにかくぎりぎりのキャンプでした。参加者の人数がまずぎりぎりです。中学生リーダーも各班一人ということでぎりぎり。なによりもスタッフの最終確定したのが3日前というこれもぎりぎりでした。さらにスタッフが到着したのが、出番寸前とか、ゲームに使う食料が到着したのも代替えの物を用意して説明しようとした寸前。最終日のアリスをさがせでは、ゲームの設置やキャラの設定がうっかりしていてこれまた準備ができたのがゲームのの説明中という極めつけでした。まあとにかく、間に合ってよかったです。
 今年は、邪神はでてこないは、善養院のお母さんの調子が悪くて、善養院もでてこないわで、いつも参加している子どもたちにとってはキャラ的には少し寂しかったかもしれませんが、新たなドラマの流れへのターニングポイントとなるかもしれないキャンプでした。
キャラクター ウサギ、王様、トランプ兵達、猫さんほか森の動物たちや森の精霊、竜王国の兵隊、その他

活動の記録
7/28
 いよいよドラマキャンプの始まりです。今回はどんなキャンプになるのかとっても楽しみでした。といいつつ、10時のスタッフ集合の時点では、あらすじだけ決まっていて、詳しいストーリーができていません。とにかく、ということで、その日の活動についての話を決めました。
 受付の時間がやってきました。わんぱく達はどんどん集まってきます。でも、王様がまだ現れません。やきもきしているところに王様参上。ホッ。
 開村式が始まりました。柿ちゃんが進行をしていると、「不思議の国、わんぱく国へようこそ」とウサギが現れました。王様も2人のトランプ兵を連れて登場。ドラマキャンプのはじまり、はじまり。

 食料探しの時間です。今回のキャンプはやたらとせっぱ詰まった状況が起こるようです。11時にくるはずの食料が、もう食料探しが始まる時間が近いというのにまだきません。あわてて内容の変更です。現物を見つけてくる予定でしたが、カードを見つけて、そのカードと現物を交換という手順にし、スタッフを集めてカードを渡したところへ食料の到着です。やっと元の計画に戻すことができました。
・王様のところでは、わんぱく国の国歌「ぼくらわんぱく」を大声で歌わなければなりません。3回も歌わされていた班もありましたね。
・うさぎさんの所では、動物のしりとりです。建物の裏でしたが少しわかりにくかったかな。
・ねこさんのところでは、5匹の動物の名前をいいますが、どの班も最初にいう動物の名前は、猫でしたね。
・白い岩山の洞窟の意味わかりましたか?ほかの番号に引っかかっている班もいたようです。
・この福山少年自然の家は、竜王伝説に基づいて作られています。さて、時計の裏の番号わかりましたか。
・山のおじさんのところでは、じゃんけんです。おじさんの拳の出し方には、きまりがあったんだけど、すぐにわからなかった班もあるようでした。
・もやさんの所では、方角探しです。でも、……みんな方角が分かってないな。
 夕食づくりの献立は、コーラ煮です。野菜や肉をコーラとしょうゆで煮込みます。とってもおいしくできましたよ。

 ナイトハイキングの時間がやってきました。アークさんと、ウサギさんと、ひでさんと、カラス天狗さんの登場です。それぞれ各グループについて、夜の世界を探検です。カラス天狗さんの所では、蜘蛛の糸の美しさを発見したり、蝉を見つけたり、崖を上ったり、満天の星を見たり、と夜の自然を満喫しました。

 子どもたちが寝たあとで(???)、スタッフ会議の始まりです。でも、親父ギャグ大会になってしまいましたね。ども決めるところは本気で決めていますのでご心配なく。

7/29
 わんぱくキャンプ2日目に突入しました。
 朝の集いは中高生による進行です。が、残念ながら準備のためにでられませんでした。(うそつき! 寝ていたくせに。)朝食は、定番のご飯とみそ汁。おいしくいただきました。
 草木染めは、犬科の猫(違った、猫科の犬)さんから教えてもらいました。一斗缶に水を入れて薪で火をおこします。でも、子どもたちあまり火の燃やし方が上手ではないな。火のおこし方を本気で取り組むプログラムもこれからは必要になってくるな。湯が沸く間に子どもたちは草や木を集めてきます。でも上品。そんな量では色は染まりませんよ。やっと一斗缶いっぱいぐらいの草木を集めてきました。今回はとにかく種類に関係なく何でもかんでもつっこんじゃいました。どんな色がでてくるんだろう。植物のエキスを煮出している間に、子どもたちは輪ゴムで模様づくりです。できあがったときには結構いい感じの模様ができていましたね。さて、植物のエキスがでてところで、植物の葉をとりのぞき、Tシャツを入れました。一斗缶でやっているので、それだけで鉄媒染になっているのではと思いしばらくそのままにしておきましたが、うっすらと色が付くだけです。あまり染まっている感じがしません。ままよと思い、アルミ媒染である焼きミョウバンを入れてみました。黄色に見る見る染まっていきます。何とかこれなら草木染めをした感じがしますね。調子に乗ってしまい、いざというときのために持ってきていた草木染め用の染料を入れちゃいました。赤、黄、紫と、完璧な作品ができました。これはよすぎます。
 昼食は、スタッフの手で作りました。一番人気はおにぎり。でも、子どもたちはとっても喜んで食べ、準備していたホットケーキ、お好み焼き、キャロットゼリー、フルーツポンチすべて売り切れました。

 午後のプログラムは、ネイチャーゲームです。アーク様、ピーターパン、ウサギ、インディアンがわんぱく達をネイチャーな世界へ案内しました。
・まず最初はアーク様の指導で、「木こりの親方」です。このアクティビティは、役作りの要素もあり、全体でできるということで取り入れました。最初予定していた場所は、他団体が活動していたので場所を変更しての実施です。またみんなで交流という意味もあり、班を解体して、新しい6つのグループを作りました。自分たちの木(バンダナ)が見つからないグループもありました。2回はやりたかったのですが、時間の関係で1回で終わりました。
・ここからは、3つのグループに分かれてそれぞれが活動です。「カモフラージュ」では、森の中に隠された人工物を見つけました。
・「フィールドパターン」は、カードに書かれている記号(パターン)を自然の中から見つけました。木の枝、葉脈、影、遠くの山や雲からそれぞれいろいろなパタ−ンを見つけました。

 夕食づくりは、子どもたちのオリジナル作品です。ですが、ほとんどカレー系統でしたね。材料の関係でそうなるのか、キャンプといえばカレーなのか、やっぱり子どもたちはカレーが好きなのか、ま、とにかくカレーでした。

 舞踏会ということでキャンプファイヤーを行いました。前日のスタッフ会議で、どういうファイヤーをするか考えました。特に、点火の仕方では盛り上がりました。ファイヤーオリエンテーションでは、王様に対して粗相のないようにということで、説明がウサギの手で行われました。ファイヤー場に行くとトランプ兵が番をしています。招待状を見せ、服装チェックをしたあと会場に入ります。執事の合図でメイドがお盆に乗せられた火を持ってきました。王様の合図で、メイドが薪に点火します。火が薪に移るとわんぱく国の国歌「ぼくらわんぱく」をみんなで歌いました。ウサギの進行で舞踏会は進みます。最初はアーク様の登場です。ごちそうを食べようということで、「中華料理」そしてお風呂に入ってきたかということで「あついかな、ぬるいかな」と続きます。いよいよ子どもたちの出番です。1班と2班のスタンツ。そしてピーターパンの出番。3班と4班のスタンツ。王様がでてきて、誕生日の人を祝うおどり。そして、インディアンの出番。がーともりあがって、第3部に入りました。王様のあいさつを聞いたあと、執事の閉会の辞でお開きとなりました。しかし、執事、しっかり役にはまっていました。感動です。

 やっぱり、子どもたちが寝たあとで(???)スタッフ会議です。アリスをどう登場させようか、お話をどう落とそうかということでずいぶん悩みましたが、「冬の稲妻」を歌おうとか、やっぱり親父ギャグ大会になりました。※この歌は、昔アリスというフォークソンググループが歌っていました※※注釈をつけなくてはいけないほどの懐メロになってしまいましたね。やっぱり、親父だ。一通り話が決まったので、そのまま寝てしまいましたが、ふと気がつくと明日の流れについてまだ熱く語っているスタッフがいました。そのときはほとんど寝ている状態だったので、話に参加することなく、かゆみ止めの薬を塗って再び寝てしまいました。ごめんなさーい。

7/30
 いよいよわんぱくキャンプの最終日です。
 朝の集いと朝食は、例によってでていません。でも今回は、本当に準備のためです。

 アリスを捜してが始まる前に、私と、小西さんともやさんと西やんと女の子の5人で準備に出かけました。場所は、ヤッホー広場です。段ボール箱を組み合わせて、トンネルを造ります。長さは、約10メートルから20メートルだったでしょうか。つなぎ目は、ガムテープで留め、さらにナイロンひもで縫って補強しておきました。試しに中に入ってみると光が入ってきて結構明るい。そこで、出入り口にカーテンを垂らして、全体を毛布で覆いました。さらに雰囲気を出すために、出入り口の周りを草や木でデコレートしました。「さあ、これで完成です。
 写真を撮りにファイヤー場に帰ってみると、もうすでにドラマは始まっていました。急いでトンネルの場所まで追いかけていきました。子どもたちは、怖がりながらも、でも楽しそうにトンネルの中に入っていきます。大きいカウンセラーがトンネルの中に入ったときには、歓声が沸き上がりました。全員無事通過です。道に迷っていたアリスも発見できました。……ん、待てよ。ゴールの準備は誰もしてないぞ。やばい!!老体にむち打ってキャンプ場まで走って帰りました。が、準備のために誰もスタッフが見つかりません。さらに、用意していた小道具のキーもありません。ちょっとヤバヤバ状態です。で、仕方がないので近くにあった光る耳を代替えにすることにしました。今度は車でゴールである緑陽公園に行ってみました。もうすでに子どもたちは到着しています。本当にやばい。アーク様と打ち合わせをすると子どもたちに鍵を見つけることも話してあるようです。さらに、ゴールででてくるキャラクタ−も決まっていません。子どもたちと一緒にきていた猫さんにゴールでの番人を頼むことにしました。鍵と光る耳を無理矢理こじつける打ち合わせをしているところにちさちゃんが、鍵を持って兵隊の衣装でやってきました。そこで猫さんから兵隊さんに番人変更です。
 そうこうしている内に、子どもたちの中から10人のじゃんけん勇者をじゃんけんサッカーというゲームで決め始めました。10人の勇者が決まったところで、一番高い気に下にいるじゃんけんの好きな兵隊の所に出かけました。じゃんけんに勝てば鍵のある場所のヒントを教えてもらいます。さあ、じゃんけんです。最初に出た子はとってもじゃんけんに強かった。あっという間に兵隊に5回連続で勝ってしまいました。前のじゃんけんサッカーとあわせると10連勝です。さらにじゃんけん勇者が交代し、無事鍵のある場所がわかりました。そこで子どもたちの中から一人の鍵を持ってくる子を決めました。その子は元気よく走っていって、鍵を持って帰ってきました。
 アリスからお礼の言葉を聞いたあと、来た道を帰りました。子どもたちは再びトンネルをくぐれるということでとっても喜んでいました。

 キャンプ場に帰ると昼食のお弁当が用意してありました。みんなでおいしくいただきました。そのあとキャンプの作文を書いておしまいです。でも、一番食事らしい食事だったのに、一番残す人が多かったですね。

 閉村式。いよいよ子どもたちとのお別れの時がやってきました。ウサギさんと王様とアリスの進行で閉村式が進みました。閉村式も終わり、アリスが自分のうちに帰っていきました。子どもたちもトンネルを抜けて保護者の所へ帰っていきます。
 子どもたちは、写真の所へ行きました。でも、まだ最後の写真ができあがって帰ってきていません。写真はもう間に合わないかなと思っていたところへやっと帰ってきました。一安心です。最後は恒例のスタッフによる「陽気に生きようこの人生をさ」を、歌って踊って終わりです。わんぱく達、また来年あおうね。
 で、まだ続くわけで、後かたづけが残っていますよね。みんなで後かたづけを済ませて、スタッフの反省会をして、これで本当に終わりです。スタッフのみなさん本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
 でもまだ残っていました。最後に柿ちゃんと二人で、電気の消灯の確認、忘れ物の確認をして少年自然の家をあとにしました。
 今年のキャンプは、最初のスタッフ確定が三日前というぎりぎりの所から始まって、最後の写真販売もやっと間に合うという「ぎりぎりのキャンプ」でした。でも、それもこれも終わりです。やったー!!
 んなわけないんだよ。これから私は、夏休みいっぱい記録集の制作にかかります。それが終われば、次回のわんぱくキャンプの準備にかからなければなりません。来年はなににしようかな?今年の夏上映されているニコルさんの映画「風を見た少年」も、作者といい、自然破壊をする人たちに自然を守ろうとする少年が挑んでいくというテーマも好きだし、いいな。でも、まだ少し時間があるから、変わっていくだろうね。………続く、来年へ。


→トップへ戻る